>>JPAの 2004PWCフランス レポートページはこちら
http://www.jpa-pg.jp/kyogi_jigyou/osirase/france_cam/report.htm
 ▼6月8日
JPAのトレーニングキャンプが始まりました。
昨日の夜、フランスのアネシーに到着。 朝10時に、アネシーの一番有名なプランフェのランディングに集まりました。 今回の参加者は8人です。天候は快晴、北東風です。

午前中は地図を見ながら、アルプスで飛ぶときの注意点を学びました。
特にフランスのサボイエ地方は、2000m以上の山がとても複雑。岩盤と強いバレーウィンドについてジョエル、扇澤、只野が説明する。

午後からプランフェに上がりフライト、2時には全員がテイクオフ。
空中では無線機で交信しながら最初は、逆転層があってなかなか山頂の岩盤をトップアウトできない。
サーマルは強いものは5m/s以上でした。逆転層付近で結構荒れている。

70kmのタスクが組まれたが、予報以上に渋いので、午後遅く積乱雲によるストームが予想されるので、 アネシーの町⇒セムノース⇒フランフェのランディングというコースを飛ぶ。
ようやく雲が出来始め、移動開始雲低は2200m、山岳地帯はかなり雲が発達しているがセムノースは雲が無く渋い。中浦さんが低くなり降りてしまった。
集団はセムノースから南の山に行ってプランフェに帰りました。
みんな3時間以上フライトして、
家に戻って今日のフライトログをダウンロードし、PC上で今日のフライトの反省をしました。

今週はかなり天気は良さそうです。
 ▼6月8日〜12日
JPAのトレーニング。
岩屋の杉本夫婦と北海道の平木さんが参加してのトレーニングです。
私たちは毎年やっているけど、ジョエルのトレーニングは、タスクがとても難しく、
とてもテクニカル、めちゃめちゃ勉強になった。

今回、新しくハーネスを変えたので朝早く起きてシュミレーターにぶら下り、
あーでもない、こーでもないと考えながら調整して飛びました。
天気がいいので4時間は当たり前に飛んで、駄目だった所を次の日の朝にまた同じように調整する。 スキーのブーツと同じで、ブーツがちゃんと合ってないとどんなに良く滑るスキー板に乗っても危ないだけである。

今回のトレーニングは毎日、時差ぼけを感じないほど良く飛べた。ハーネスも大体大丈夫!
後は大会で試すのみ!!

 ▼6月10日
トレーニング3日目やはり快晴。参加者は連日の好コンディションに少しお疲れ気味。
今日からはスピードを意識したフライトを目指すことが目標となった。

岩盤が続くリッジをいかに回さずに効率良く飛ぶかがポイントとなる。
本流の南風が強かったが、63kmのアウト・アンド・リターンが組まれた。
14:30ラ・フォクラをテイクオフ。
グライド中のアクセルワークも今回のスピードフライトのポイントでもあり、
安定している空域では積極的にスピードを上げてのフライトが実践された。

ランディングしてみれば19:00。今日も5時間フライトとなった。

 ▼6月11日
低気圧の接近により大気が不安定な予報。
天気が崩れる前に早めにプランフェのテイクオフへ移動。
しかし、テイクオフについた頃には北に見えるアネシーの町がすでに雨が降り出しているのが見えた。急いで飛んで降りるだけとなってしまった。

連日の長時間フライトが続いていたこともあり、参加者の皆さんはホッと休息日となった。
そのかわり早めに宿泊先のアランさん宅に帰り、昨日までのフライトログをコンピューターに写し出し、解析。講師のジョエルによる詳しいフィードバックが行われた。
3Dマップを使った飛行解析は斬新で、参加者には非常に理解しやすく、驚きであった。

夕方、雨が上がったのでぶっ飛びであるがプランフェに飛びに行き、
癒しフライトで本日は終了。

 ▼6月12日

トレーニング最終日。
昨日に引き続き大気が不安定で風も強い。アネシー湖の南にあるUrginに飛びに行く。
アネシー周辺で風が強くても唯一フライトできるエリアで、最終日のフライトスタート。
タスクは特に決めずに狭い範囲であるけどテイクオフ周辺を飛ぶことになった。

始めは風もそれほど強くなく、問題なくフライトできていたが、徐々に下層のバレーウィンドが強くなり瞬間ではMAX時速30kmの強風が吹くようになった。
参加者は予想以上の風の強さであった慌てず対処することができていた。
その後、風はさらに強くなり、本日のフライトは終了となった。

最終日まで毎日フライトするなかで、異なったバリエーションの練習、経験をすることができ内容の濃いトレーニングは無事終了しました。
日本ではまず経験することのできない地形、サーマルコンディション(岩盤、リーサイド、谷渡り)から参加者の皆さんは、多くのことを経験することができたのではと思います。

 ▼6月13日
フランス選手権はシャモニーで行われます。
アパ?を借りて滞在して参加します。今回は150人も参加しています。
今日は曇り、強風のため、キャンセル。毎日飛びまくりだったからアパートでゆっくりしました。

 ▼6月13日
フランス選手権、1日目は強風予報のためキャンセルでした。

------ブリーフィングのレポートです。------

"CAUTION"
CHAMPIONNAT DE FRANCE DE PARAPENTE 
DU 13 AU 19 JUIN
Chamonix - Passy - St-gervais - Megeve - Praz sur Arly

今年のフランス選手権は、シャモニー近郊にある5箇所のフライトエリアで営まれている
パラグライダースクールが協力し合って開催されています。 パラグライダーワールドカップ
直前の開催ということもあって、 外国人選手の参加希望者が多く、
150名の参加枠を設けているにもかかわらず、ウエイティングリストの選手が
前日のインスクリプションに顔を出していたほどです。

この大会の主催目的はフランス選手権者を決定することがでありますが、 もうひとつの大きなエイムは、ヨーロッパアルプスに生息する大鷲の絶滅の危機を脱するために設けた、飛行空域規制を世界各国へ情報として発信することでもありました。
前日の午後6時から開催された、ジェネラルブリーフィングではパラグライダーエリアと保護団体との協力関係の説明がされ、空域規制に関しての詳しい説明がなされました。

日本からも、ヨーロッパアルプスへのツアーが毎年の恒例行事となっています。各地で決められている飛行規制の確認を怠らないようマナーの良いフライトを行ってください。

 

 ▼6月14日

快晴、東風強い。
風が強いため、2時間以上もかけてアルベールビルの近くの山へ、バスで移動しました。
夕方、午後4時にブリーフィング タスク距離55km、上がれば簡単そうです。
午後5時にスタート、雲低は2500mまで上がるがとても渋い。
しっかり上げて走らないとすぐに降りてしまいそう。

何とトップは只野正一郎!私は8位でした。

帰りのバスがシャモニーに着いたのは午後9時の過ぎ、とても疲れました。
でも、飛べたから良かったです。

 ▼6月15日
只野正一郎がまたトップでゴール!!

今日も快晴、シャモニーのプランプラから飛びます。ゴンドラ駅は日本人の観光客いっぱいです。 今、エギュード・ミディーのゴンドラが故障しているのでブレバンのゴンドラがとても混んでいます。 シャモニーに来る時はエギュード・ミディーのゴンドラが動いているか確認した方がいいです。

タスク距離は73km、雲低は3000mを越える。コンデションはとても良さそう。
11:10ウィンドオープン、11:50スタート、しっかり3000mまで上げてスタート。山越え谷越え、リーサイドに入ってぐちゃぐちゃになりながら、飛ばしていきます。
徐々に高層雲が張ってきて渋くなります。
ここが勝負所、しっかり上げてB48のターンポイントを取りに行くが意外と標高の高いところにあって一度戻って上げなおして、クリアしていく。

シャモニーの谷の中に入るとちょっと一安心後はゴールするだけ!

正一郎がトップゴール!私は13位!、明日もこの調子で頑張ります。


 ▼6月16日
朝は快晴、徐々に雲が多くなってくる。北東風がつよいそうです。
プランプラからのテイクオフ、タスク距離は44km。風が強く午後から曇りのため短いタスクになった。
テイクオフは12:00、エラップスタイムレースになった。
雲低は2600m、しっかり雲が合ってかなり渋い。

低いと上げるのが大変、パシーの丘で何度も降りそうになった。
シャモニーの谷は完全に雲が掛かってサーマルが無くなって降りてしまった。
今日はゴールにいけなかった。がっかり。

明日は天気が良くなるらしい。明日頑張ろう!


 ▼6月18日
毎日快晴、でも今日は変なレンズ雲が見える…。
時間に正確なギャザーもいろんな所に携帯で電話をかけても、なかなか朝のブリーフィングが始まりません。やっと9時ごろ始まりました。

西風が強いそうです。午後になれば弱くなるようで、電車に乗ってテイクオフに上がるそうです。
電車で? 電車を乗り継いで! フランスの電車は遅くて時間通りに来ない。駅でのんびり待ちます。
ようやく来た電車で乗り込み、フランス人のパイロット頼みで揺られて行く。
パッシーの駅で降りて今度は登山電車に乗り込み山頂へ。
モンブランがとてもよく見れる山の駅まで。

そこから歩いて20分、やっと飛べる所に着いた。時間は午後1時を回っている。
でもやっぱり風が強い。更に3時間待ってタスクが組まれた。
しかし、ウィンドオープン後10人飛んだ時、突風が吹き荒れテイクオフクローズ。

私は飛んでしまった。風が強い。GPSは8km/h。とっても強い。
なんとか山を離れリッジを取る。山を離れると良い感じで飛べた。

結局、タスクはキャンセル、とんだ私はどうなるの?
飛んでるパイロットは平気で更に上げて雲低まで行く。降ろそうとしても上がるのでみんなが飛んでるならのんびり飛ぼう!

雲低は3300m、午後5時で。恐るべし。でも、全然荒れてない、高く飛んでいればどこでもいけそうな感じでした。ラッキー、こんなコンデションで飛べるのは滅多に無い。

シャモニーの谷に飛んで降りるとき結構風が強かったが安全に降りれました。
その後もモンブラン側の山で3000m以上のんびりソアリングしているパイロットがいました。


 ▼6月19日
晴れ、徐々に雲が多くなる。今日も南西風が強いそうだ。プランジュのテイクオフに上がる。
テイクオフに到着する頃にはすっかり雲で空は覆われ、全く上がらない。
タスクは組まれたが昼頃キャンセルになった。
只野正一郎が、フランス選手権で優勝が決まった。

午後、アネシーに移動して今度はワールドカップの受付を終え、表彰式に行きました。
明日はからワールドカップ!この調子で頑張ります。
只野正一郎選手、優勝おめでとう!!
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